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2022.1.18

住宅のクロス選びに役立つ知識3選(初級者編)

新築住宅の仕様決めの中で特に大変なのがクロス選び。
部屋ごとに壁、天井、時にはアクセントクロスを選ぶとなると、なかなか時間もかかり悩んでしまいます。
そこで、インテリアコーディネーターがクロス選びに役立つ知識をお伝えさせていただくのでご参考にしてください。

1. ベースのクロス選び

 
玄関や廊下、LDKなどの基本となるクロス。範囲も広く、選択肢も多いので迷いがちですが、基本的には石目調と織物調の2択と考えてください。

そして、壁、天井を分けずにどちらにも使えるベーシックなものがオススメです。
特に、LDKなどはアクセント面を入れる時以外に関しては、色々な家具や家電などが置かれる部屋なのでなるべくシンプルなベースクロスを選びましょう。
織物調は王道で賃貸住宅などにもよく使用されます。
 
ナチュラルで柔らかい印象に。石目調はモダンやスッキリとした印象の空間に合わせやすいです。

また、よく見ると白でも真っ白、オフホワイト、グレー系のホワイトなどのカラーバリエーションがあります。
カタログ上の小さい面では色が濃く見えても、淡い色の場合のほとんどは広い面積に貼ると不思議と白に見えます。
 
小さなカタログの情報よりも、できればクロスのショールームで大判サンプルを確認しましょう。

ショールームが近くにない場合は、メーカーから無料のカットサンプルを取り寄せましょう。
気になる柄をいくつか取って、モデルハウスや自宅の壁に当てて、色の見え方を確認してみてください。

床や建具の色も決まっていたら、そちらのサンプルと並べて色のなじみ方を確認することもオススメします。
 
真っ白はモダンやクール系の印象、オフホワイトは少し温かみのある印象、グレー系のホワイトは落ち着いた印象に感じられやすいです。
ほんの少しの違いですが、どんな空間の仕上がりをイメージしているかに応じて選定してみてください。

(石目調→サンゲツ:SP-2828)

画像引用:https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/SP2828/

(織物調→サンゲツ:SP-2812)

画像引用:https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/SP2812/

2.水回り空間のクロス選び

 
トイレや洗面脱衣所などの水回り空間のクロスは、LDKなどのメイン空間との差異をつけたほうが良いのかと迷われる方もいらっしゃります。
そんな方にオススメなのが、機能性クロス。
各メーカーのカタログの中に、コーティング、吸放湿、汚れ防止などの機能性がついたクロスが記載されています。
 
デザインとしてはベーシックなものも多いのですが、機能面が異なるため、汚れがつきやすいシューズクロークには汚れ防止、
臭いが気になるトイレには消臭、湿気が多くなりがちな洗面室には吸放湿などと、お部屋によって機能をベースにすると選びやすくなります。
 
注意点としては、汚れや傷防止のクロスの中には、機能性を高めるため、通常のクロスより硬く作られているものもあります。
硬い加工のされたクロスは、継ぎ目(通常約90cmごとに出てきます。)
が、目立ちやすく、時にそこからクロスが剥がれてしまう原因にもなりやすいです。
こちらも気になった場合はサンプルを取り寄せ、素材感を事前に確認してみましょう。

3.アクセント、柄物クロス選び

 
クロスのカタログを見ていると、様々な個性的な柄物や色が入ったクロスがあります。
せっかくこれだけのバリエーションがあるなら、家の中のどこかに入れたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
 
特に人気のアクセント箇所はトイレです。天井を木目にしたり、扉をあけて正面になる位置にアクセントが入ることが多いです。
また、腰壁ほどの高さまで木目やレンガ柄のアクセントを入れるなど、独立した小さい空間がゆえに色々な遊び要素を楽しむことができます。
 
また、他にも小屋裏収納庫やパントリーやクローゼットの中のクロスを変えられる方も多くいらっしゃります。
小屋裏収納庫は日常的に開けない場所ですが、だからこそとても個性的で素敵だけれど、お部屋に入れるのはちょっと目立ちすぎるかな・・
と悩む柄などのクロスも思い切って貼ることができます。
 
クローゼット内などに関しても、普段は開けっ放しの場所でないからこそ、開けた時にお気に入りのカラーのクロスが貼られていると
嬉しい気分でお洋服選びができます。
 
ついつい個性が出たり、他の家具との合わせ方が難しく、好きなのに諦めてしまいがちな色物や柄のクロスもあると思いますが、
お気に入りを見つけたら工夫して入れてみるということをオススメします。
 
子供室や主寝室などの洋室に貼る場合は、扉を開けた際に見える面か、ベッドなどを置く面に合わせて位置を決めてみてください。

(クローゼット内アクセント→サンゲツ:FE74427)

画像引用:https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/FE74427/
 
今回はクロス選びの中でもベース、水回り、アクセントという時間がかかりがちな点についてピックアップさせていただきました。
時間のかかるクロス選びですが、今回ご紹介させていただいた内容を参照していただき、より納得するクロス選びができれば何よりです。